私は来年50歳になります。
誰の年齢のことかと
びっくりするやら、
どうしてもしっくりこないやら。
私には「50歳」という年齢のイメージが
ネガティブに感じられているのだと思います。
そんな風に思うことを
ばかだな、愚かだなと
即座に否定にかかる自分もいます。
いつもいつまでも妙齢気分は抜けない。
この感覚はこの先どうなっていくのか…。
艶やかな長い黒髪を風になびかせ
「憧れ」を信じて追いかけていたあの頃の私の
まったく想像もしない今を
私は生きています。
これから私はミッドライフクライシスと題して
わかりやすく、正直に、丁寧にを心掛けて
ブログを綴って行きたいと思います。
これまで幾つかのテーマ毎に
ブログを立ち上げ、
そしてテーマの終焉と共に
筆を置いてきました。
子供たちの成長と巣立ちがテーマのもの、
仕事で飛び回っていた時分のもの、
そして大切な親の闘病とお別れまでの
赤裸々な記録などでした。
どうやら私にとって書くことは
いちばん落ちつけるアクションのようです。
これまでのブログは
そこで使ってきた言葉づかいが
あまり好きではありませんでした。
自分から直に噴出してくる言葉を
そのまま表現してしまうと
「まじめくさくって、堅苦しくて、
ダサくて、暗い人」だと
思われてしまいそうだった。
そんな風に思われたくないという
かたくなな気持ちが
ヘンテコな言葉回しを産んで
つらつら綴っていたのです。
ここでは、これからは、
そういうことはもうやめてしまおうかなって
思っています。
そしてできることなら
この世で過ごす残りの時間を、
老いゆくひとときさえも
心安らかで豊かなものにできないか…
そんな欲を起こしてしまっているのです。
きれいな言葉に迷い込んだり
ひとりよがりなポエム調にならないように
書いていけるといいな、と思います。
はじめましてのご挨拶にかえて。
